「20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義」を読んだ感想
最近、20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義という本を読みました。この本では著者がスタンフォードのビジネス講座で実践している演習などを通して、価値観を変えるエッセンス的なものが多数紹介されています。
で、特に面白かったのはこの本の「ビキニを着るか、さもなくば死か」という章。この章で紹介されているのはこんな演習です。
1. ブレインストーミングでアイデアを出させる
2. 良い案、悪い案にランク付けさせる
3. 良い案を破り捨て、悪い案で検討させる
本書の内容を引用すると、以下の通りです。
「この最悪の案を練り直して最高の案にしてください」と指示します。すると、受講者たちは、手元に回ってきた紙を観て、全然ダメなわけではないことに気づきます。じつは、すばらしいアイデアだということがしばしばです。
だそうです。ざっくり言うと逆転の発想をしてみようよ、という提案ですね。
せっかくなので僕もやってみました。最悪の案を出すってことなんですが、今回はWebサービスに絞ってみました。以下、最悪なWebサービスを10選です。
こんなWebサービスは嫌だ10選
死ぬほど興味の無い分野のニュースしかとってきてくれないキュレーションサービス
使えば使うほど自分の興味から離れていってくれる。クリックしたページのカテゴリに関しては「興味がある」と判断して二度と表示してくれなくなる。
相手の情報に関するクイズに全問正解しないと友達申請が送れないSNS
どこ住みか、好きな歌手、高校の時の部活、家族からの何と呼ばれているか、などコアな質問に正解した者しか申請が送れない。
ページの9割が広告で埋まってるブログ
すでにありますよね。異常なほど広告多いのは嫌ですよね。
1日5文字ずつまでしか更新できないブログ
超ミニブログですね。
閲覧者を罵倒しながら解説をするチュートリアル動画
予備校とかだと罵倒しながらの授業あるわけだし。あってもおかしくないとは思う。
訪問する度にサイトの内容が違う国の言語で書き換えられている
日本語になるまでリロードするとかね。何のためにって感じですね。
猫画像以外は受け付けない写真共有アプリ
これは割とありそうだけど。まあ要らないでしょ。
醜男時計
美人時計ひっくり返しただけっすね。
ど田舎で老夫婦が経営している駄菓子屋のリスティング広告
たぶん意味が無い。
父親が運営するエロサイト
死ぬほどいやです。
感想
スタンフォードの学生であっても、父親にエロサイトを運営させるなんて案を最高のものに練り直すのは無理だろうと思いますが、やってみると以外と面白いですね。
本では、それまでの凝り固まった価値観をぶっ壊すこととそれを実践するための考え方がたくさん書かれていました。かなりポジティブな内容なので、何か大きな選択をする時、思い切りが悪いなーと感じた時に読み返したいと思います。