英会話兼ペアプログラミングをKoding × Google Hangout × AOJで行いたい
この取り組みの経緯
就職活動などで自分の強みや提供できるものを考える際、自分は何をとっても中途半端だなと感じています。長くプログラミングをしているとどっかしらでブレークスルーが起きるらしいけど、それらしき体験はまだありません。いつになったら初心者を脱却するのやら、もしかしたらまだスタート地点にすら立っていないのかもしれません。
自分にしかできない必殺技が欲しい。けど技術的にそれを求めても、それまで積み上げてきたものがある人たちといきなり短期間で肩を並べるようになるのは無理。技術はコツコツ努力してコツコツレベルアップするしか無い。じゃあどうすればいいのでしょう。
そこで思いついたのが英会話です。英会話と言うと安っぽい響きだけど、これは優秀な人でもなかなか身につけられないスキルです。英語のドキュメント読むくらいならできるけど、会話はちょっと...という人は多いはずです。
読めるのと話せるのは全く違うスキルだし、話す方が圧倒的に機会が少なく、優秀な人でも二の足を踏んでいるところだと思います。僕も英語のPodcastを時々聴いたりしてるけど、当然のごとく話せるようにはなっていません。
留学する時間も金もないので、ネットでどうにかしたい。最初はLang-8で相手を募ろうかと思ったけど、話題に困りそうだと思って止めました。不特定多数に呼びかけるよりかは、お互いがある程度楽しくなることを見込んで始めたいのです。そこで、Koding.comのパブリックタイムラインに以下の内容をポストしました。
I wish I could learn English through pair programming. I think Koding enabled us to do that kind of learning. But is there an advantage for my partner? I'm not a good programmer. Hmm, I can be a guide when he or she came to Japan, I can teach Japanese, or I can provide some kind of Japanese stuffs. I don't know whether it's fair trade. It's just an idea now I came up with.
ペアプロを通して英語を学びたいという主旨、なおかつ日本に興味があれば日本で観光ガイドとか、日本語の勉強とか、なんかしらサポートしますよ、というようなことを書きました。文法的な誤りは確認してないけどまあいいか、その方が非ネイティブらしさが伝わって良いじゃないか、ということで直していません。
結果、インドネシアのプログラマーさんが声をかけてくれて、来週からペアプロを始めることになりました。日本語に興味があるらしく、こっそり彼のGoogle+を覗いたらCowCowの「あたりまえ体操」の動画がポストされてて好感が持てました。この人、絶対良い人だw インドネシア人なので彼も母国語は英語じゃないのだけど、それはそれでお互いが勉強になって良さそうです。
使うツール
使うツールとして想定しているのは、今のところ以下の3つです。
- Koding
- Google Hangout
- Aizu Online Judge
Koding
Kodingは、開発者向けのクラウドプラットフォームです。ブラウザ上でLinuxをいじれたり、チーム開発だったり、いろいろできます。リアルタイムで話しながら同じコードを編集できればいいので、これを使おうと思っています。
Google Hangout
Skypeでもいいけど、お互いすでにGoogleアカウントを知っている状態なので、こちらを使っていきます。
Aizu Online Judge
使い慣れてるので、自分としてはこれをやっていきたい。英語・日本語の両方で問題文が閲覧できるのはありがたい。できるだけ英語で読むべきですが。
なぜこれを共有するのか
経緯は先に書いた通りですが、英会話始めてみたよー、で済む話を大げさにブログに書くのはなぜか。これは、新しい英語学習法の提案をするためです。
僕は英語学習、特に「話す」ということに(今現在も)高い壁を感じています。もし、今回の思いつきがこれを取っ払えたら大発見です。「そうか、英語を話せるようになるにはペアプロすればいいのか!」と言ってプログラマがみんな英語ペラペラになります。そんな上手いこといくかはやってみないとわかりませんが、こういう実験的なことは共有するべきだと思っています。
特に今回の取り組みについては、以下のように考えています。
講師より友人
何か学ぶ時、教えてもらう相手は講師より友人の方が良いと思っています。ここで言う友人とは、要は対等な立場の人です。お金が発生せず対等であれば、お互いが楽しくコミュニケーションを取る努力をします。対等じゃないコミュニケーションはあまり実践的ではないような気がしますし、何より常時ビジネススマイルのおじさんと話してもあまり楽しくないでしょう。
プログラミングという共通項
英会話をする際、純粋に英語がわかるわからないということ以外に、異文化交流の難しさみたいなものがあると思います。これを取っ払うのがプログラミングという共通の趣味です。もちろん他の趣味でもいいと思いますが、遠隔ではできないスポーツなどに比べると、プログラミングはかなり行いやすいです。上で挙げた各種ツールの発達のおかげですね。やっぱりソフトウェアの力はすごいです。
まとめ
まだ始めてもいないことを大げさに書くのは気がひけますが、ちょっとコーヒー飲みすぎて興奮しているので長めに書いてしまいました。
インターネットと学習は、本当に相性が良いです。金も知性も無い僕のような低学歴学生でも、工夫次第では留学を超える体験ができると思っています。何と言っても、僕はこういうことができる今のインターネットが、大好きです。