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「快感回路」を読んだ感想

何日か前になんかやばい論文の話がバズっていて、快感回路という本でそれが紹介されていたのを思い出した。

この本を読んで、なぜか中毒性のあるソシャゲを連想した。快感自体は悪いものではないけど、生存と関係ない行動にひた走るのは実験で狂ったネズミと割と重なる部分があるように感じて気持ち悪くなった。まともな動物じゃない。しかし、本能に従って飯食ってセックスすればいいかというとそれはそれで人間らしさがなさそうだし、結局考えてみても何が良い快感で何が悪い快感なのかわからない。

考えたのは、人間らしい美徳とか感動とかそういうものでさえ、もしかすると快感ボタンみたいなものかもしれない、ということ。報酬があるから快感が感じられていたものからいつのまにか報酬が抜き取られて快感だけが残ったみたいな、そういう類のものがたくさんあって、それを人間だけの高貴なものとして特別視してるだけなのかもしれない。

考えすぎるとわけわからなくなるけど、人間の行動を決めてるかなり多くの部分を快感として捉えると、人間への変な期待をしなくて済むようになると思う。言葉やら文字やら使ってるツールは他の動物と比べてかなり特殊だけど、一人一人が動いてる仕組みはそんな立派なものじゃないし、思ったほど大した動物でもない。

脳の本を自分みたいな素人が読むと、紹介されてた実験をこうやって拡大解釈して言いたいこと言い出すからよくない。本はもっとちゃんとしたこと書いてあって面白いのでおすすめです。

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