2013年度春の基本情報技術者に落ちてきた
21日に基本情報技術者試験を受験してきました。記事タイトルの通り、おそらく受かっていません。もう半ばやけくそです。
たぶん落ちたのであんまり価値のある情報にはならないと思いますが、本番の試験を受けてみてわかったことなどをまとめておきます。
午前
特に問題なく得点できました。あえて気になったところを挙げるなら、まぎらわしいものをしっかり区別してないために間違えたものがありました。
具体的には、以下のような問題。
問20 仮想記憶管理におけるページ置換えの方式のうち、LRU制御方式はどれか。
(選択肢アとイは省略)
ウ 最も長い間参照されていないページを置き換える。
エ 最も長い間主記憶にあったページを置き換える。
どっちがLRU(Least Recently Used)の説明でどっちがLFU(Least Frequently Used)の説明なんだ...?と迷ってエを選択。正解はウでした。英単語の意味がRecently = 「最近」、Frequently = 「頻繁に」だとわかっていてもややこしいので、こういうのは選択肢の表現と一緒に慣れておいた方がよかったかもしれない。
とまあ、結局はしっかり覚えるしかないよなーってことで、得点も自己採点では7割弱取れていたので良しとする(←7割じゃギリギリか)。
午後
問題は午後。受ける前から「午前はとれるよ、でも午後がねー」という声をちらほら耳にしてはいたけど、僕も今回、まったく同じ感想を抱きました。
今回の出題範囲はこんな感じです。
問1〜問7(7問中5問を選択)
分野 | テーマ | |
問1 | ハードウェア | カラー画像 |
問2 | ソフトウェア | 仮想記憶方式 |
問3 | データベース | 会員情報を管理する関係データベースの設計と運用 |
問4 | 情報セキュリティ | ICカードを利用した入退室管理システム |
問5 | ソフトウェア設計 | 社員の歩合給決定処理 |
問6 | プロジェクトマネジメント | ソフトウェア開発の品質管理 |
問7 | 経営戦略・企業と法務 | 市場分析と需要予測 |
問8(必須)
問8 | データ構造及びアルゴリズム | 食料品店の値引き処理 |
問9(言語を選択もしくは表計算)
問9 | ソフトウェア開発(C) | ケーブルテレビ局が提供するサービスの料金計算 |
敗因
合格ラインに届かなかった理由は明確です。問8が全くと言っていいほどできなかったからです。自分が選択した問9のC言語の問題よりも難しいと感じました。
「ネットワーク」分野からの出題は無し
また、前回(2012/秋)までの4回で必ず出題されていた「ネットワーク」分野の問題が無いのに驚きました。
「ふふ...今回のネットワークはサブネットマスクの問題だろ!お見通しだ!」と勝手に予想してた自分がアホみたいです。まさかネットワーク分野そのものが消え去るとは...
専門知識だけじゃなく文章読解力が問われてる...?
問8は明らかな力不足でしたが、他の問題に対しては「考えればわかっただろ...」という悔しさがあります。
基本情報技術者の試験ではコンピュータの知識を問われるだけでなく、時間内でささっと文章を読み重要な情報だけ解答に反映するという能力も問われているようです。(←合格してから言えよ)
これから受ける人へ
午前問題は暗記です。過去問→参考書で確認を繰り返してしっかり知識を身につければ30分前には終わります。
一方、午後問題は時間との勝負になるのでそれまでの努力だけではなく、当日の集中力も大事になってくるかと思います。体質的に大丈夫な人であれば、コーヒーと栄養ドリンクを使ってちょっとした無双状態を作って臨んだ方が有利かもしれません。
また僕がそうでしたが、問8(アルゴリズム)と問9(言語の問題)を攻略しないまま受かろうとするのは無謀です。辛いけど一緒に頑張りましょう。うう...。