Chrome 86でFile System Access APIが使えるようになったのが嬉しい
題のとおりです。File System Access APIというのが入って、大変うれしいです。
なぜ嬉しいのか
File System Access APIは、これまでもNative File System APIという名前で提供されていました。ただこれは試験的な機能という位置づけだったので chrome://flags/ から設定を変えないと使えず。趣味でローカルのファイルを読み書きするようなウェブアプリを作ってみても、知り合いに勧めづらい状況でした。
今回のChrome 86のリリースで、これがデフォルト設定で使えるようになったので、ウェブアプリからローカルファイルいじれるようになって嬉しかったのです。
なにができるのか
ファイルの読み書きができるというのはどういう感じでしょうか。こういう感じです。
Editing a file by Nekobito from gaaamii on Vimeo.
これは、趣味で作っているNekobitoというウェブアプリを使っている様子です。 そう、これウェブアプリなんですよ。ネイティブアプリ書いてる人からしたら感動はないのかもしれませんが、趣味でウェブアプリ作ってる者としてはローカルのファイルを普通に読み書きできてるのは、なかなか嬉しいことなのです。
ネイティブアプリのほうがいいよ
ブラウザがどんどんネイティブアプリっぽいことができるようになっているのを見ていると、でも実際ネイティブアプリのほうがいいよという声が(脳内で)聞こえてくることがあります。それはそうです。でもウェブアプリにはネイティブアプリにない雑さというか、検索して出てきたページのリンクをクリックして使い出す、みたいな、ソフトウェアをインストールとか考えずに雑に使い出せるという良さがあると思います。
今後もブラウザに便利APIが増えていくと、それを使う便利ウェブアプリも増えていくだろうし、なんか楽しそうです(語彙力)。