前夜祭、1日目に続き、行きました。
聴いた発表
- 「Web とは何か?」 - あるいは「Web を Web たらしめるものは何か?」
- すべてが gem になる - サービス密結合からの段階的脱却
- デザイナーとうまく協働する方法
- Webアプリケーションエンジニアが知るべきDNSの基本
- RDB THE Right Way ~壮大なるRDBリファクタリング物語~
- LT
気になったセッション
「Web とは何か?」 - あるいは「Web を Web たらしめるものは何か?」
https://builderscon.io/tokyo/2018/session/476a4a30-2f94-424c-bbc2-f6cb14f1c4cdbuilderscon.io
Webのアーキテクチャの変遷から現状と課題を見直すという話。Webを(使う/で作る/を作る)人たち、三者で見ているものが違うという前提を念頭に話が進む。
もともとHyper Media Systemとしてのウェブだったのが、Ajaxの発見で出てきたセキュリティの問題をOriginの制約によって解決。そこからアプリケーションプラットフォームとして進化してきたウェブが、今やデバイスへのアクセスまで手を出してOS化していっているという話でした。
「Webで作る」立場のウェブアプリケーションエンジニアの中では、ウェブに携わるようになった時期によって、今でもHyper Media Systemとしてウェブを捉えている人と、Application Platformとしてのウェブを最初から受け入れているような人がいて、そのどちらの人にとっても、今後のウェブについてどう考えていったらいいかが整理されるような話だったと思います。個人的にはOSとしてのウェブというのはまだ受け入れられないけど、「Webを作る」人たちの間ではそこに向かってすでに議論が行われて、実際そっちに向かっているということは知ることができました。
デザイナーとうまく協働する方法
https://builderscon.io/tokyo/2018/session/fd38108a-123f-4ef1-9a05-d50be4118df6builderscon.io
デザイナーとうまく協働する方法。内容的には、デザイナーが(他職種と)うまく協働する方法っぽかったです。
「よい」というニュアンスを自分の中ではなく組織内で共有するためのプロセスが必要で、それに基づいてデザインの評価は行われるべき。そうでないと、デザインがセンスだったり好みだったり偉い人が決めるみたいな状況になってしまう。そうならないよう、徹底した言語化と文書化が必要。
たぶん多くの現場で、デザイナーなりエンジニアが「いい感じ」にやってしまっていると思います。「これどうですか?」という漠然としたコミュニケーションは、よっぽど細かいガイドラインを作らない限りは生まれそうです。
こちらの発表を聴いて、じゃあしっかり言語化ができているチームではそこらへんの情報をどうまとめているのだろうと興味が湧きました。今後、他社の取り組みで注目すべきなのは成果物のUI/UXだけじゃなく、そこに至るための言語化,文書化のプロセスだったり情報共有の方法だったりするのかなと思いました。
RDB THE Right Way ~壮大なるRDBリファクタリング物語~
https://builderscon.io/tokyo/2018/session/ddba9bd5-819e-489e-9123-04d2291d506ebuilderscon.io
テーブル設計やDBリファクタリングの話。 主にテーブルの正規化ちゃんとやろうという話でした。
以下の4冊が紹介されていて、SQLアンチパターンとRefactoring Databaseは持っていなかったのでとりあえず買ってみました。